戦争が始まる前に

『海の向こうで戦争が始まる』これは村上龍の小説のタイトルだけど、この本はいつも実家のリビングに置いてあった。

2022年にロシアのウクライナ侵攻が起きて、わたしはやっと戦争というものを身近に感じ始めたんだけど、どうやら日本でも本当に戦争がはじまる気配がする。ウクライナ侵攻のはじまりをつげる新聞を手に取った時に仕事場で先輩が「どうせすぐ終わるよ」と言っていたのだけれど、ぜんぜん終わらないじゃないか。その時その時に最善の選択をしているはずなのに何故か開戦に近づいてしまうという挙動が、いまも世界で同時多発的に起きている。ゾッとする。歴史を学んでみる。ゾッとする。反戦デモに参加するくらいしかできない。(それと少しばかりの募金…)

もっと愛を伝えなければ、もっと痕跡を残さなければ、そう思って、私はやっぱりずっと、私の表現を続けていくしかないと確信した。これは祈りだ。