大阪から戻ってきた

トレモロ『Port -見えない町の話をしよう-』の公演が終わり、大阪滞在からの帰還とともに、ありとあらゆる向き合わねばならぬことに直面している。直近に控えている撮影の調整、休んでいたレッスンへの復帰、宣材写真の撮影、オーディション、馬場会のコンテンツ……ウイングのバラシが終わって(これがなかなかにキツかった)、そのまま打ち上げに参加した。中華料理のお店でお酒を飲みながら、たくさんの面白い話をきいた。大阪で出会った共演者やスタッフの方々、その他関係者の方々ひとりひとりが本当に素敵で離れがたく、後ろ髪を引かれる思いで解散。





むらたちあきさんが所属されている劇団不労社の公演『悪態Q』が今年の9/6(金)〜8(日)に北千住BUoYでも上演されるらしい。ちあきさんも出演される!とても楽しみです。それから、ウイング劇場スタッフとしてもお世話になった泉さんの「うさぎの喘ギ」が過去に上演された『演劇RTA ハムレット』、これがなかなかに"ヤバそう"。全然時間が足りなかったので泉さんとはもう少しはやめにお話しておけばよかったと後悔。大好きな師匠こと、三田村啓二さんとの最後の会話は天皇制についてどう思うか?だった気がします。思考はほとんど止まっていました。釜ちゃんこと上釜奈々さんの写真を撮らせていただくというのは絶対に実現させたい。ずんずん歩いていく若旦那さんの後ろ姿も忘れられません。早坂さんは楽しそうでした。本当に良かった。美術の友美さんと深夜にホテルでおしゃべりしたこととか、ワークショップで七面鳥子さんと一緒にお芝居をしてすごく楽しかったこととかも忘れられないし……豊島由香さんとは出番前にいつも、4場で会いましょうというふうな会話を交わし力をいただいていましたし、豊島祐貴さんはとにかくよく喋る方でしたけど、ずっと面白くて愉快でした。とにかく、打ち上げでも、それ以外の場所でもたくさんのことをたくさんの方々と話して、大阪で過ごした時間はとても充実していました。そのなかにはいくつかの確信的な言葉のやりとりもあって、それらをうやむやなままに東京へ戻ってきてしまったという自覚もあり、いつのまにか梅雨です。

滞在中はほとんどの時間をウイング(もしくは心斎橋)で過ごしましたが、東京から参加した俳優の大間知賢哉さん、伊藤美緒さん、椙田航平君と一緒に一度、神戸を散策しに行きました。(公演期間中、大間知さん、美緒さん、椙田君はわたしのパワーの源でした。)『Port -見えない町の話をしよう-』は神戸の町の歴史や人を描いた物語、本番が始まる前にそのような時間を経験できてよかったです。







海、公園、喫茶店、南京町、どこも楽しかったけれど、そのなかでも今も心に残っているのは神戸港震災メモリアルパークの展示と保存されたメリケン波止場です。大型クレーンから破断したボルトの展示と傾いたままの街灯、そして崩れた岸壁。ほんとうにこの場所で地震が起きて、ほんとうにこの場所でたくさんの方が亡くなったんだなと、風景が目を貫いて脳天に焼きつきました。そういえば、くらげが浮かんでいた!いまのいままですっかり忘れていました。千葉の海でくらげに囲まれたことがあるからくらげはちょっと怖いんだ!嫌いではないです。犬や猫もまた然り。椙田君がスケッチブックに時々海洋生物の絵を描いていたの、盗み見ていたのも思い出。

東京での稽古期間は長かったような短かったような……はじめて台詞を声に出して読んでから実際にウイングの舞台のうえに立つまで、紆余曲折あり、色々な挑戦があり、多くのことを学ばせていただきました。終演後に早坂さんとはあまりお話が出来なかったので機会があったらまた雲呑麺を食べに行きたいです。

さて、これからアクションの稽古。芸事に関するいろいろなこと、それらを経験できる時間が本当にありがたいです。また皆さんとお会いできるように精進いたします。トレモロ『Port -見えない町の話をしよう-』にご来場いただいた皆様、関係者の皆様、この度は大変お世話になりました。ありがとうございました!

そうそう、ちょうど2ヶ月後に大阪へ行く予定ができたのでもうすでにワクワクしています!